もう一度ゴルフスイング作り!|“叩ける感覚”から始めよう

    ゴルフスイングって何からやっていけばいいの?

    いろんな動画を見てやっても、なんだかうまくいかない…

    そんな風に悩んでいる方に知ってほしいのが、“ボールを叩く感覚”を先につくるという考え方です。


    スイングの形を整える前に、とにかくしっかり「当てれる」「叩ける」「振り抜ける」感覚を体に入れる。
    そうすることで、あとから自然にスイングの形も整ってくるんです。

    今回は、初心者〜中級者が最短でスイングを作るための5ステップを紹介します。


    目次

    まず叩けるグリップで握ろう

    グリップが不安定だと、いくら良いスイングをしてもボールに力が伝わりません。
    「叩けるグリップ」とは、餅つきや薪割のような感覚に近く、クラブをしっかりホールドできるグリップです。

    正しいであろうグリップの形というものを一旦忘れて、上から下に強く叩けそうなグリップを探してみてください。

    一般的によく言われる感覚
    • 手をだらんとしたところで自然に握る
    • 右手は被せすぎず、自然に重ねる
    • 両手で引っ掛けるように握る

    このように言われますが、前提として「しっかり叩くためのグリップ」という目的があれば、実際どんなグリップでも構いません。
    その目的さえ持っておけば、さらに効率的に叩くためのグリップに自然と体が適合していきます。

    まずは素振りで、「この握りだとしっかり力が入るな」「手首もしっかり動かせるな」という感覚を探してください。
    叩けないグリップでは、スイング作りは始まりません。


    強く叩けるアドレスで構えよう

    構えた時点で「叩けるかどうか」はほぼ決まっています。
    いくらきれいなアドレスを意識しても、「ボールを強く叩く」という目的が自分になければ、スイングは崩れます。

    一般的によく言われる感覚
    • 背筋を伸ばし、股関節から前傾
    • グリップと体の間は拳1〜1.5個分
    • 体重はわずかに前寄り(つま先体重気味)
    • 両脇を軽く締めることで安定感が増す

    上半身がリラックスしていて、下半身が安定している形、これがボールを叩くために必要なアドレスです。
    構えの目的は「叩くための準備」。
    力が出る姿勢を探してみましょう。


    叩けるインパクトイメージを練習しよう

    スイングの最重要ポイントは「インパクト」。
    つまり、ボールを叩くイメージです。

    インパクトのイメージがとんでもなく間違ったまま、いくらフォームやトップを改善しても、全く意味がありません。

    どんな当て方をしたいかをイメージしていく方が大切です。

    オススメ練習

    ①PWで、インパクトで止めて低い球を打つ練習

    ②片手打ちでやってみる

    ③インパクトで止める素振り

    叩くことができると、芯に当たる・強い球が出る・スイングが安定する、というメリットがあります。

    さらに強く叩くには?という観点で練習していくことにより、自然とグリップ、アドレス、スイングが改善されていくという好循環が生まれます。

    細かい知識は必要ありません。
    しっかり体を使いながら叩く練習を継続しましょう。


    少し大きく叩いてみよう

    小さい振り幅で叩けるようになったら、今度は徐々に振り幅を大きくしていきましょう。
    このときも、力任せに振るのではなく「体で叩く」ことを忘れずに。

    ここでも低い球を打っていくイメージです。

    練習法

    ①ハーフスイング → 3/4スイング → フルスイング と段階を踏む

    ②左わきにグローブを挟んだまま叩き続ける

    ③叩く動作を「ボールに間に合わせる!」

    振り幅が大きくなっても、力の伝わる感覚さえ保てていればOK。
    もし当たりが悪くなったら、振り幅を戻して“叩ける範囲”に調整しましょう。


    スイングを整えていくフェーズ

    最後のステップでようやく、全体のフォームや流れを整えていきます。

    この段階までに「叩ける感覚」がある程度、体に入っていれば、
    体重移動・タイミング・トップの位置などの動きも自然にいい動きになっているはずです。

    ここで意識したいこと

    「叩けるインパクト」から逆算してスイング全体をイメージしていく

    しっかり叩く前提でフォロースルーまでしっかり振り切る

    練習の目的を持っておく

    形を整えるのは最後でOK。
    まずは「叩けるスイングの土台」を作ってから全体を磨いていきましょう。


    まとめ

    ゴルフスイング作りは、順番が命です。
    最初に形を意識し制御すべきではありません。

    ゴルフを始めてみなさん「頭を動かすな!」「スウェイするな!」「正しく上げろ!」

    自分にこう言い聞かせて、いきなりスイングを制御しに行く方がほとんどです。

    ここにインパクトでしっかり叩くという目的がないまま、スイングが制御され続け、結果ガチガチのスイングになってしまいます。

    制御することに慣れてしまい、意識することが異常に多く、本来あなたが本能でできるべきスイングととんでもなくかけ離れたスイングが完成されてしまいます。

    でも、「叩ける感覚」を最初に身につけておけば、
    スイングは必ず自然に整っていきます。

    まず叩ける → 振れる → それから整える

    この順番を意識して、今日からの練習に取り入れてみてください!


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    この記事を書いた人

    竹村ケンユウのアバター 竹村ケンユウ 考え方と動きを整える専門家

    流れと思考を融合した「Zen Golf理論」で、スイングとマインド両面からゴルフ上達をサポート。
    自己ベスト更新を目指すアマチュアゴルファーに向け発信中。

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