今回は、迷子にならない、ゴルフ上達の全体像についてお話ししたいと思います。
僕たちアマチュアゴルファーの悩みとして、

頑張るほどスイングがわからなくなってしまう!



そもそもうまくなる方法がわからないんだけど…
と感じる人も多いと思います。
この記事では、大人になってからゴルフを始めた僕たちアマチュアゴルファーが上達するための全体像を解説します‼
この記事を見ていただくと、間違った方向へ進む確率を減らし、最短で上達する全体像を見ることができるので、ぜひ最後までご覧ください。
ゴルフ上達の全体像って?
ゴルフ上達の全体像とは、ゴルフ上達する上での地図のようなものです。
僕たちアマチュアゴルファーは、最初っからスイングの具体的な方法について知りたがってしまってるんです。



これは仕方のないことです。具体的な情報が多すぎるんですね。
例えばインパクトの形やテイクバックの上げる場所、トップの位置などです。
でも具体的なテクニックや練習法をどれだけ知っていても、全体像を理解していないと効果は限定されてしまうんですよ。
例えばアメリカに行くのに色々スーツケースには詰め込んだけど、肝心の行き方について調べないで、地図もなしに出発し、気づけば自転車に乗っていたとか、気づけば全然違うロシアに着いてしまったり。
大事件ですよこれ💦
そして地図がないので戻るべき拠点もなく、右も左もわからなくなり完全に迷子になってしまうという状態です。
しっかりと地図を見て全体像をイメージしてから行動をした方が、安心して自信を持って前に進むことができるというわけです。



今はスマホがあるから問題ないですけどね!
ゴルフ上達の全体像
1. スイング基礎練習
2. スイング実践練習
3. マネジメントの習得(今回は説明しません)
結論から言うと多くの方は基礎練習が抜けてるだけ。
それだけです。
クラブの扱い方を学ばずに、フルショットとかの難しい実践練習だけで上達を目指してしまっているんです。


ハサミの使い方を知らないのに、お客さんの髪の毛がうまく切れずに悩んでいる美容師さんみたいなイメージです。
めちゃめちゃ怖いですよね。
ハサミをある程度上手に使えるようになってから具体的なカットのテクニックが生きてくるのではないのでしょうか。
実践練習っていうのは、基礎であるクラブの扱い方をさらに洗練していく練習なので、基礎がない状態では本当は上達は不可能なはずなんです。
つまり基礎であるクラブの扱い方を身につける練習と、実践練習を繰り返すことで本当の上達が可能となってきます。
1.スイング基礎練習
基礎とはすべての技術の土台になるものです。
しかし実際には枝葉の技術ばかりの練習になってしまっている方が非常に多いんです。
具体的な情報だけが先行してしまっている世の中ですから仕方がありません。
そしてごく稀に、基礎が大事だと認識し、片手打ちや10ヤードアプローチを練習している方も見かけますが、この練習で上手に打つことにのみ集中してしまっていて何の意味もない基礎練習になってしまっています。
これは僕たちアマチュアゴルファーが、基礎練習が何のための練習であるかというのを認識できていないからです。
ドライバーが苦手な人はドライバーを握りますし、アイアンがうまくいかないとなると一通りの番手をまんべんなく打ってみたりします。
こんな感じの、戦略のない練習では、上達はかなり難しくなってしまいます。
確かにYouTubeや雑誌などで見るテクニックや理論を試してみると、ごく稀に開眼することがあります。
よっしゃこの練習を続けようと。
しかしその後すぐに閉眼といった経験ないでしょうか。
十中八九元に戻ります。
さらに悪いことに前よりスイングがひどくなるといったことも起こるんですよ。
これは土台となる基礎があまりにももろいため、少し亀裂が入ると途端に建物全てが崩壊してしまうというイメージです。
基礎練習の意味を認識して、正しい練習を繰り返すことにより、その延長線上にある技術がどんどんレベルアップしていきます。
じゃあ僕たちアマチュアゴルファーの基礎練習の意味ってなに?ということですよね。
そもそもスイングを構成しているものは体とゴルフクラブです。
僕たちアマチュアゴルファーがゴルフを始めると、まず
・軸を動かすな
・頭を動かすな
・スウェイするな
・腰を回せ
・ボールを最後まで見ろ
こういった矛盾したアドバイスが飛び交います。
制御しながら解放しろ。
ブレーキを踏みながらアクセルを全開にしろ的なアドバイスですね。
この時点で才能は閉ざされます。
この時点で開ける扉が違います。
最初に受けるべきアドバイスがあるとすれば
「体なんか気にせず、思いっきり振り回してみ」
そっちが本来のスタートです。
体を制御し操作する意識が最初に植え付けられてしまうので、これから先も一生、体の方にフォーカスし、躊躇を抱えたまま上達を目指すことになります。
当然これでは、上達がかなり難しくなってしまいます。
多少、球を打つのはみんな上手くなりますが、才能が開花することはないでしょう。
思いっきり振り回してヒットする経験、ジュニアから始めたプロたちはみな、こっちのルートから始まっています。
そもそも入口が違うんですね。
話が飛んでしまいました。
基礎練習ですね。
スイングにおいてスコア向上のために必要なのは精度です。
ミスの幅が小さい、狙ったところに飛んでくれる精度です。
そしてこの精度を高めるためにはよく言われる再現性が確かに必要です。
そして再現性を高めるにはクラブがブランコのような円運動や振り子運動をしてくれているかというのが重要になってくるわけです。
つまり「クラブがスムーズに動いてくれているかどうか」です。
スイング基礎練習とは言い換えればクラブの扱い方のレベルアップの練習です。
ゴルフスイングってそもそもとてもシンプルなものです。
ゴルフスイング自体は難しくありません。
ではなぜ僕たちアマチュアゴルファーがこんなにも苦戦しているのか?
それはスイングを難しくしてしまっているのが自分自身であるという可能性が非常に高いんですね。
アドレス、テイクバック、トップ、切り返し、ダウンスイング、インパクト、フィニッシュ
スイングを身体意識で見るとこのような具体的な動作で構成されています。
この具体的な部分だけを意識して練習されている方をよく見かけますが、これは英語をしゃべれるようになりたいと言っているのにずっと単語だけを勉強している人と同じです。
英語を話す練習が必要なはずです。
クラブにスムーズに動いてもらうために練習するからクラブがスムーズに動いてくれるようになるんです。
本当にうまい人たちやプロなんかは、切り返しで腰を切る、足で打つ、手は使わない、とか身体感覚的なことを言いますがそれはあくまでその人たちの感覚です。
ジュニアの頃や学生時代からゴルフに触れていて、クラブの扱い方が感覚的なレベルで理解できている人たちの感覚です。
クラブの扱い方が感覚に刷り込まれている上での身体意識なんです。
(体が覚えてくれてるってこと。)
僕たちアマチュアゴルファーが、クラブをスムーズに扱うという感覚がない状態、ましてクラブの扱い方を何も理解していない上での身体意識というのは非常に危険なのです。
僕たちは大人になってからゴルフを始めたので、パワーも頭も使いスイングを制御することが可能です。



制御するなと言う方が難しいですよね。
なので、クラブの扱い方を体系的に理解するという方が効率的です。
つまり体で覚えるってことね。
そしてそれをプロレベルの感覚にまで昇華させていくことも実際に可能ですから、頑張っていきましょう。
2.スイング実践練習
1. ドライバー
2. ウッド
3. アイアン
4. ウェッジ
大きくわけるとこの4技能です。
パターは一旦置いときます。
基礎練習でクラブの扱い方がレベルアップすることによりこの実践練習もレベルアップしていくという流れです。
非常にシンプルです。
クラブにスムーズに動いてもらって、この4技能を行うという流れになっています。
スイング実践練習はスイングの基礎であるクラブの扱い方をレベルアップするための練習なので、基礎練習(クラブの扱い方の練習)がない状態では不可能です。
基礎がちゃんとあってそれを使って鍛えることから、この基礎から実践のフローが1番重要だと改めて理解できると思います。
多くの人は基礎練習が抜けているだけです。
基礎練習を行いながら実践練習を行っていく。
実践能力を高める過程で基礎力も一層向上する。
まとめ
とにかく地図を持たずにアメリカに行かないように!
具体的な練習をする前に抽象的な考え方や全体像、こちらから入っていくことは重要です。
基礎練習の意味は理解できたと思います。
意味を理解した上で基礎練習と実践練習を繰り返し行うようにしましょう。
実際のやり方は、聞いてもらう方が早いですのでぜひ。
あ、上手くいってる人はそのままで大丈夫ですよ☺
このようにビッグピクチャーからどんどん具体的なフェーズに入っていく、こんな流れで練習することでみなさんのゴルフ上達に対する理解がより一層深まると思います。
無限にある歯車を噛み合うまで打ち続けるというような練習ではなく、クラブがスムーズに動いてくれるたった一つの通り道を探しにいくような練習になってくると上達速度も格段に変わってきますので一緒に一生チャレンジしていきましょう。
それでは練習楽しんでいきましょう。
ありがとうございました。