
プロのアドレスってかっこいいなぁ~



かっこいいアドレスできますよ!解説していきますね!
「ゴルフはアドレスで決まる」なんて言葉もあるほど、アドレスはスイングの基本であり、土台となる大切な要素です。
自分ではきれいに構えてるつもりでも、実際には、かなりズレていてミスショットに…
そんな経験をした方も多いのではないでしょうか?
90切りくらいまでの人は、アドレスに超敏感になる必要はないですが、
最低限ここだけは押さえておきたいってことについて解説します。
そこを押さえておくと、上達が早いのは確かです。
というのも、前提として、綺麗なアドレスを作ることが目的ではありません。
「ボールを強くヒットする」
「そのためにクラブヘッドにエネルギーを発生させる」
これが目的であることを忘れないでください。
この記事では、ゴルフ初心者の方にも分かりやすく「アドレスの作り方」「よくある間違い」「クラブ別のポイント」などを徹底解説していきます。
ゴルフのアドレスとは?


アドレスとは「スイングを始める前の構え」のことですね。
そのためスイングが安定せず、球もまっすぐ飛んでくれません。
アドレスは違和感を感じながら定着させていく必要があります。
打ちやすいように構えて打っていたら、いずれ上達の大きな壁にぶつかってしまうことになるので、
ある程度の基本は押さえておきたいところです。
アドレスを構成する主な3要素はこちら:
- スタンス(足の幅・向き)
- 姿勢(前傾姿勢)
- ボール位置
まずはこの3つを押さえておきましょう。
グリップについてはこちらの記事を参考にしてください👇


アドレスの流れ
ターゲットに向かって、真っすぐ打つ場合のアドレスを作る基本的な流れは以下のとおりです:
- ターゲットを明確にする
- 打ち出す方向を明確にする
- 打ち出す方向にクラブフェースを合わせる
- 同時に前傾姿勢をとる
- クラブフェースに対して足の位置(つま先)を揃えてスタンスをとる
- 上半身をターゲットラインに合わせる
- モジモジして良いポジションを探す
この通りに行えば、ある程度、自然と正しい構えに近づきます。
これを一連の流れで行います。
この順番を基準に、自分に合った流れを見つけましょう。
ヒットできるアドレスの作り方(実践編)
ここでは先ほどのステップを詳しく解説していきます。
ターゲットを明確にする
まずはボールの後方に立ち、狙う場所(グリーンやフェアウェイの狙い所)を明確にし、
そこからボールを結ぶ直線=ターゲットラインをイメージしましょう。


プロはこのターゲットラインに合わせて球筋や弾道までイメージしますが、
まずは「真っ直ぐ狙いたい方向」をしっかり描くだけでOKです。


打ち出す方向を明確にする
そのターゲットラインをボール付近でイメージし、ボールを打ち出したい方向を明確にします。
※スパットを見つける
ボールの30㎝先くらいに目印となるものを見つけるのもいい方法です。


打ち出す方向にクラブフェースを合わせる
次は打ち出したい方向、もしくはスパットに対し、クラブフェースを直角になるように合わせます。
直角に合わせると、打てるイメージがない場合でも、だいたい直角に合わせて練習するようにしていきましょう。


※意図的に閉じて打ってみたり、開いて打ってみたりという練習は超有効です。


同時に前傾姿勢をとる


「すいませんでした!」
と謝る姿勢ではなく
「あ、こんちはっ」
の時くらいの軽い会釈くらいの前傾でいきましょう。
この会釈するとき、「股関節」から曲げるように意識しましょう。
ちょっとピシッとした会釈ですね。
クラブフェースに対して足の位置(つま先)を揃えてスタンスをとる
ボール位置が真ん中、もしくはクラブヘッドが真ん中に来るように足幅を広げます。
この時広げる幅はだいたい肩幅~肩幅より少し狭いくらい。(アイアンの場合)
このとき、つま先のライン、がターゲットラインに対して平行になるように構えましょう。


初心者によくある、体がターゲットより右を向いてしまい
「どこ向いてんの!?」
と言われるやつは、
クラブフェースはターゲット方向を向いている、
しかし、体もターゲット方向へ向いてしまっていることでよく起こります。


こうなると本来の体の向きよりも、ターゲットよりかなり右を向いてしまうことになります。
そのまま打つと右方向に飛ぶことを体は分かっているので、無意識に左方向に引っ張ってしまいます。
そうなると、カット軌道、アウトサイドインなどを誘発しやすく、ミスの幅が大きいスイングとなってしまいます。
ターゲットラインと平行に構えることを意識しましょう。
最初はかなり左を向いている感覚が出てくるかもしれませんがそれでOKです。



ドローヒッターの選手なんかは、アウトサイドインなど起こるはずもないくらいに、想像以上に右に打ち出しています!
つま先の向きについて
つま先のラインについては、ある程度揃えたいところではありますが、
つま先の向きについては3パターンくらいあるので、つま先の向きでどんな変化があるのか、見てみるのも面白いですよ。


上半身をターゲットラインに合わせる
つま先の向きを揃えたら、次は上半身をターゲットラインに平行に合わせていきます。
よくあるミスは、右肩が前に出過ぎてしまうことです。
これもアウトサイドインの原因になりやすいので注意しましょう。


モジモジして良いポジションを探す
すべて整ったら、あとは体をモジモジ動かして、態勢を整えていきます。
このとき何をしているかというと
・体重配分を整える
・ワッグルしながらインパクトのイメージを出す
・身体の力みなどを取っていく
こういった意識で行いましょう。
あとは始動するだけ、というポジションを探していきましょう。
これでアドレスが完成です。
上達するかしないかの究極の分かれ道ポイント
これから、アドレスにおいて最も大切なことを解説します。
ヘッドにエネルギーを発生させるにおいて、またスイングを向上させていくに当たって、最も重要なポイントかもしれません。
ここを押さえない限り、たとえスイングのコツを掴んだと思っても、絶対にまたスイングはバグると断言できるポイントです。
逆を言うと、違和感を感じながら、これさえ継続できれば、自然とスイングは良い方向に向かうというポイントでもあります。
ここが大事と言ってる動画は実際に山ほどあります。
しかし、その大事さを自分ごととして認識し、継続できているアマチュアゴルファーはほぼ皆無です。
違和感があるんです。
でも継続してください。
ここ継続できれば勝てます。(何に?笑)
スイングでは腕や手先を極力使いたくない
人間の指、手、腕っていうのはすごく器用に動く部分です。
意識すれば自由に動かすことができます。
つまりスイングの邪魔をしているのもこの部分なんですね。
この部分を極力使わないようにしたいわけです。
プロたちがなぜ
「脇を締めろ」というのか?
それは、
脇を締めることによって、手首を緩めることができるからです。
この状態ですね👇
基本的なクラブ別アドレスの違い
クラブによってボールの位置やスタンス幅は微妙に変わります。
といってもこだわりすぎる必要はありません。
ヘッドにエネルギーを発生させることができれば、ボール位置が完璧でなくとも、ショットを打つことは可能です。
※球が低くなりやすかったり、高くなりやすかったりはします。
ここでは代表的な3つのクラブで解説します。
ドライバー
- スタンス幅:肩幅~肩幅より少し広め
- ボール位置:左足かかとの延長線上
- 手元とヘッド:ほぼ同じ(多少ハンドファーストでもハンドレイトでも大丈夫)


フェアウェイウッド
- スタンス幅:肩幅~肩幅より少し広め
- ボール位置:左足かかとの延長線上、もしくは真ん中より少し左足寄り
- 手元とヘッド:多少ハンドファースト


アイアン(番手別)
ロングアイアン
- スタンス幅:肩幅くらい
- ボール位置:左足かかとの延長線上、もしくは真ん中より少し左足寄り
- 手元とヘッド:多少ハンドファースト


ミドルアイアン
- スタンス幅:肩幅くらい
- ボール位置:左足かかとの延長線上、もしくは真ん中より少し左足寄り
- 手元とヘッド:多少ハンドファースト


ショートアイアン(フルスイング)
- スタンス幅:肩幅~肩幅より少し狭め
- ボール位置:真ん中~少し右足寄り(スタンス幅を狭めることにより自然と右足寄りになる)
- 手元とヘッド:多少ハンドファースト


グリップの種類と特徴
自分に合ったグリップを選ぶことで、力の入り方やミスの出方が大きく変わります。
グリップ名 | 特徴 | メリット | オススメの人 |
---|---|---|---|
オーバーラッピング | 右手小指を左手人差し指にかける | パワーが出る | パワーのある男性 |
インターロッキング | 右手小指と左手人差し指を絡める | 精度が上がる | みんな、特に力が弱いと感じる人 |
ベースボールグリップ | 野球のバットのように握る | ヘッドを使いやすい | スライスばっかりの人、初心者 |
グリップはこちらを参考にしてみて👇


やりがちなNGアドレス
最後に、うまくなりにくいアドレスをお伝えしておきます。
適当に構えて打つ
適当に構えて、毎回違うアドレスでポンポン打ってても、
何が原因でミスが出てるのかも分かりませんし、上達は望めません。
間違っててもいいので、ゆっくり丁寧にアドレスに入る練習をしましょう。
クラブヘッドのエネルギーを発生させれないアドレス
ボールを強くヒットすることが、そもそもできないアドレスがあるので注意しましょう!


アドレスがしっくりこない…
人それぞれ体格も感覚も違うので、最適なアドレスも微妙に異なります。
自己流でやっていてもしっくりこない…という人は、
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まとめ
アドレスはスイングの土台です。
スタンス・前傾・グリップを正しく整え、クラブヘッドのエネルギーを発生させる準備をしましょう!