ゴルフは「感覚のスポーツ」です。
スイング中の手応え、クラブの動き、インパクトの音、打感、距離感
自分の「感覚」に集中していたからです。
誰が何と言おうと結局、最後に頼れるのは、自分自身の「感覚」のみです。
この記事では、「ゴルフ×感覚」の本質に迫り、KenyuGolf流の練習法と考え方をご紹介します。

知識をいくら取り入れても、自分自身の感覚を磨かないと、まったく意味がありません。
第1章:なぜ「感覚」が大事なのか?


多くのゴルファーは、スイングを「形」や「理論」で捉えようとします。
確かに、ステップとしては必要です。ただその割合が大きすぎるんです。
上達するには「理屈を超えた再現性=感覚」が求められます。
感覚を磨くには、練習で気づいた感覚を言語化し、メモし、それを意図的に再現できる練習が必要です。
言い換えれば、「たまたま上手くいった」感覚を「意図的に再現できる」ことが、上達の鍵になるのです。
第2章:感覚を育てるための3ステップ


感覚は才能ではなく、鍛えることができます。
以下の3つの視点で、感覚を磨いていきましょう。
ステップ①:観察する(気づく)
プレー中・練習中に、「なぜ今のショットは良かったのか?」を自分に問いかけましょう。
「なぜうまく当たらないのか?」
こういった悪い方ばかりに焦点を当てていても、状態は悪くなります。



「良いところ」に焦点を当てる習慣を持ちましょう!
例:
- 「フェースがボールに長く当たっていた感じがした」
- 「なぜかインパクトで手に心地よい振動があった」
- 「頭が残っていた気がする」
こういった“気づき”を無視せず、言葉にすることが第一歩です。
ステップ②:記録する(メモ・動画)
頭で覚えていても、次の日には忘れてしまうのが人間です。
気づいたことは、すぐにスマホのメモや音声で残しましょう。
おすすめは「動画×感想」形式:
- 動画でナイスショットだけを残す
- 練習やラウンド後に、メモを残しておく
「アドレスでかかと配分を少し増やすと振り抜きやすい気がする」
「ダウンスイングで右手のひらを上に向けるイメージが良いかもしれない」
「アドレスで首を曲げ過ぎたらスイングが窮屈になってる気がする」
こんな感じで残しておきましょう。



ミスショットの動画は即削除でOKです!
ステップ③:仮説と検証
気づいた感覚を言語化し、それを意図的に再現できる練習が必要です。
記録した内容をもとに、「どうすれば今の感覚が再現できるのか?」を検証するプロセスが大切です。



もしかして?もしかして?もしかして?
これの繰り返しです!
第3章:具体的な「感覚強化メニュー」


ここでは、KenyuGolfでも指導している感覚強化のドリルをいくつかご紹介します。
しっくりくるものを継続していきましょう。
① スプリットハンドドリル
両手の間隔を広げてグリップし、体と腕の一体感を養うドリル。
スイング中に「クラブがどう動いているか」を直に感じることができます。
②左右手片手打ち
片手で打つことで、ヘッドの重み、フェースの向き、打感など、細かい感覚を研ぎ澄ましましょう。
- おすすめ:30~50ヤードのアプローチで片手打ち練習
- クラブの扱い方が良い感じだと、力まずに30ヤード以上打つことができます
③4種類のアドレスでショート/ハーフスイング
- クローズスタンス
- オープンスタンス
- ワイドスタンス
- 足閉じスタンス
この4つのアドレスでショートスイング、もしくはハーフスイングで打つ練習です。
あえてアドレスに変化をつけ、気づきを促すための練習です。



遊び心を持ってやっていきましょう!
第4章:アプローチの「感覚」


感覚がもっとも試されるのがアプローチショット。
多くのゴルファーが、距離に応じてスイングの「強弱」を調整していますが、これは緩みや力みが発生するのでNGです。
スイングの「強弱」、つまりスイングスピードや力感で距離感を出そうとするとアプローチが難しくなります。
前提として、スイングスピードは一定のイメージで、スイングの「大小」、つまりスイング幅で変える方が感覚が安定します。
ここから微調整をする場合は、ボール位置、フェースの開閉度合いで微調整といった流れです。
まず自分の距離感の経験値を上げるために、KenyuGolfでは以下のステップを推奨しています。
80台で安定するまでは引き出しを増やすよりも、1つのことを極める意識の方が、後に応用が効くようになります。
- 常に同じスイングでアプローチを行う
- 球の高さは低め、もしくはピッチエンドラン
- その打ち方で経験値を養う
第5章:感覚を信じることは、自分を信じること


最後に強調したいのは、「感覚を信じる=自分のスイングを信じる」ことです。
完璧なスイング理論よりも、「これでいける」と感じたときのショットこそ、あなたのベストショットです。だからこそ、日々の練習では「感覚を疑う」のではなく「感覚に耳を澄ませる」ことが重要です。
感覚を磨き、感覚を信じて、理論にとらわれすぎず、あなた自身のゴルフを楽しんでください。



できないことも楽しんでいきましょう!
まとめ
スイングの“感覚”は、言語化と再現性によって初めて武器になります。
KenyuGolfでは、この「感覚と言語化」「再現性を高める練習」を大切にしています。
スイングの正解は一つじゃありません。
あなた自身の「感覚」に深く潜るゴルフを、これからも共に磨いていきましょう。
📝 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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