
この記事、序盤にかなり衝撃なことを書いたかもしれません。
ゴルフは、積み重ねた練習がスコアに直結するスポーツ。
ただただ打ちっぱなしに通ってても、なかなか結果に結びつかないというのが現実です。
自分に合った練習メニューを組み、結果の出る練習をしていくことが、上達への近道です。
この記事では、初心者・中級者・上級者、それぞれに適した練習方法と、
プロから学べる効果的な練習ルーティンを紹介します。
今の自分のレベルに合った練習メニューを実践することで、
もっと効率よく上手くなって、ラウンドでも結果が出やすくなりますので最後までご覧ください!
レベル別練習メニュー


まず、僕の独断と偏見で、ゴルファーを以下のように3つのレベルに分けて考えてみます。
- 初心者(初級者):ゴルフを始めたばかり。スコア100以上。
- 中級者:スコア85〜99。そこそこ打てるが、安定はしてない。
- 上級者:スコア84以下。さらなる精度や引き出しが必要。
このレベルに応じて、練習の「目的」と「優先順位」を変えることが重要になってきます。
初心者(初級者)練習メニュー


①「ボール」をヒットする練習
初心者にとって最も大事なのは
「基本動作の習得」
ではありません!!!!!!
・正しいグリップ
・正しいアドレス
・体重移動
・腰の回し方
などの「形」を身につけることが最優先と言われていますが、
まったく違います。
形よりも、思いっきり動いてボールをヒットする経験をすることが優先です。
結論から言うと、最も必要なのは、「インパクトのイメージ」です。
つまり、体を思いっきり使って、ボールをヒットできる感覚を身につけることが最優先です。
この感覚を身につける練習をやらない限り、
どれだけアドレスや体重移動を練習しても、まったく意味がありません。
ヒットするイメージが、とんでもなく間違っているから
アドレスはぶれるし、スライスもチーピンも止まりません。
正しいアドレス、体重移動、腰の回し方などを身につけることなんて
後回しです。



正しいアドレス、体重移動、腰の回し方を覚えれば、ちゃんと当たって飛ぶのでは?



ほとんどの方は、そういうアプローチをしています。
でも順調にスコアを伸ばしている人は、ほぼいませんし、後に解説しますが、いずれ大きな壁に必ずぶち当たります。
このインパクトの感覚さえ育ってくれば、
スイングを逆算して考えることが可能になってきます。
「逆算思考」ですね。
これは明確なゴールのイメージが出来ている人のみが可能な思考法です。
インパクトのイメージがとんでもなく違うと、そこから逆算して出てきた方法も
とんでもなく間違ったものになります。
なので、最優先すべきは
ボールをヒットできる感覚を身につけること。
思いっきり体を使ってね。
形を最優先していては、変な自己流のクセがついて、元に戻れなくなりますよ。
といっても、打ちっ放しに行ったら、フルスイングしてちゃんと当てたいですよね😀!
なので
「あれ?なんか今のままで、めっちゃ上手くなるってことが想像できないんやけど…」
という方はぜひ、5球からでいいので
この練習を入れていってあげてください👇


②フルスイング
①のインパクトイメージの練習を混ぜながら
「フルスイング」をメインに練習していきましょう。
体を使って、思いっきりフルスイングをする練習がメインであるべきなんです。
思いっきり打つとは、躊躇なく、感じたままに、全身を連動させて打つ!ということです。
大人からゴルフを始めた僕たちアマチュアゴルファーは、ほとんどがこの経験をしていません。
思いっきり打つという経験がないと、躊躇していることすら自覚できないですから。
だから、正しい打ち方を優先する前に、まず思いっきり打つ経験をしないといけないんです。



躊躇なく思いっきり打つ経験をしてから、そのあとは制御の話になるわけです。
大人から始めた僕たちの、ゴルフの入り口は、
「正しく打て」です。
これが全ての問題の始まりです。
人は正しいかどうかを意識した瞬間に、不安な気持ちが生じ、
スイングを無意識に制御しにかかってます。
無意識に、いっこいっこの動きが正しいかどうかを厳しくチェックして、
自分に対して〇か✕をつけてます。
ほぼ✕でしたけどね、僕。
「完璧主義」も誘発する考えです。
危険なんですねこれ。
「完璧主義」ほど危険な考えはありません。
こういった、自分を厳しく評価するような視点がですね、
あなたのスイングをぎこちなくし、あなたの才能を殺してしまってるんですね。
だから、思いっきりボールをヒットするという、インパクトの練習が必要なんです。



あなたのゴルフの才能は、そんなもんじゃないですよ!
中級者練習メニュー


スイングがある程度固まってきた中級者は、技術に幅を持たせることや気付きを促していくことがポイントです。
基本的にフルスイングをメインに練習しますが、
インパクトイメージの練習や、基礎練習を少し入れていってあげましょう。
基礎練習やフルスイングをやるときに必要な意識は次の通りです。
- 意図して、スライスやフックを打ってみる
- 意図して、ボール位置を右足寄り・左足寄りに変えてみる
- 意図して、異なるリズムやテンポでスイングする
このように極端な条件を設定することで、自分のスイングの傾向を客観的に知ることができ、調整力が養われます。
スイングを無意識にしていきたいという目標があります。
意図して変化を起こしたものに対し、体がどういった反応を起こすのかを観察してください。
また、そういった感覚を鍛える練習をすることで、
無意識に起きているエラー(構えの向き・手元の位置など)にも気付けるようになりたいんです。
遊び心を持って練習していきましょう。
壁を乗り越えるにも、気づきを促すにも、「遊び」は絶対に必要な要素です。
上級者練習メニュー


上級者になると、練習の目的は「引き出しを増やすこと」や「精度の追求」に移ります。
以下、練習ルーティンの例を書いておくので、スクショして練習へ行ってください。
練習ルーティン①
- ストレッチ×10分
- クラブを2本使って素振り×10回
- ウェッジ20yd×20球
- ウェッジ50yd×10球
- ウェッジフルショット×10球
- 9Iでハーフスイングとフルショット×10球ずつ
- 7Iでフェードとドローを打ち分ける×10球ずつ
- ドライバーでスリークォーターとフルショット×5球ずつ
- 最後にウェッジで整えて終わり10~20球



合間合間に、基礎練習を挟むのも超有効ですよ!
練習ルーティン②
- ストレッチ10分
- 素振り棒で素振り×10回
- ウェッジ左右片手打ち×10球ずつ
- 8Iで50・100・150ydのショットを10球ずつ
- 5Iで100・180ydのショットを10球ずつ
- 5Wで低い球で150yd×5球とフルショット5球
- ドライバーでスリークォーターとフルショット×5球ずつ
- 最後はウェッジで整えて終わり10~20球



長いクラブで違和感があれば、ウェッジに持ち替えて確認してみるのもいいですね!
時間がない方におすすめのクラブ


限られた時間やボール数で、効率よく練習したい方におすすめなのが、次のクラブです。
- ユーティリティ(またはショートウッド):14本のクラブのちょうど真ん中くらいの長さ。
- 5番か6番アイアン:「これが打てたら、この下は打てるよね」という考え方。
- 8番アイアン:アイアンの中間くらいで、基礎スイング習得に最適。
- ウェッジ(SWかPW):これだけは絶対やっておいて。
時間がない場合や、球数を打てない人は
上から3本くらいに絞って練習してみてください。
練習の質を上げるオススメ練習方法


日々の練習を結果につなげるために、オススメの練習方法と意識の持ち方です。
どれでも大丈夫。
少ない球数からでも取り入れて、少しずつ習慣にしていこう。
①合間合間に基礎練習を挟む


フルスイングの合間に基礎練習を意識的に挟んでみましょう。
観察力や分析力を上げていこう。
②調子が悪いときはウェッジなど短いクラブに持ち替える


長いクラブがうまくいかないとき、原因を見つけるのは非常に難しいです。
短いクラブに持ち替えて、分析する習慣を持ちましょう。
③ 調子が悪い時は振り幅を小さくする


調子が悪いときにフルスイングを繰り返すと、悪化する可能性の方が高いです。
そんな時こそ、ハーフスイングやショートスイングなどでタイミングと軸を取り戻すのがコツです。
④アドレス→タイミング→スイングの順に疑う


うまくいかない原因の多くはスイングそのものにないことが多いです。
まずはアドレスやセットアップを疑い、その次にタイミングを疑いましょう。
スイングを疑う前に、セットアップで色々遊んでみましょう。
④1球ごとにターゲットを変える


左右のターゲットだけでなく、前後のターゲットも変えていきましょう。
気づきを促しやすいうえに、実践的な練習です。
⑤長いクラブと短いクラブを交互に打つ


これも気付きを促すのに効果的です。
変化を観察していきましょう。
⑥深呼吸を意識的に行う


気付きを促したり、動きの変化に対する感知能力を上げていきたいんです。
がむしゃらに打ち続けても、状態は悪くなり、気づきは生まれませんし観察もできません。
なので、そういったことが感じれる、自身の状態を整えるために、意識的に深呼吸しながら練習しましょう。
まとめ|戦略的な練習でスコアアップ
ゴルフ練習の効果を最大化するには、
「自分のやるべき練習」を「目的を明確にしてやる」ことが最も大切です。
- 初心者:形を気にせず、ボールをヒットする感覚を磨く!
- 中級者:少し基礎練習を取り入れタイミングやバランスに変化を!
- 上級者:精度と引き出しを磨く!
ウェッジ練習や片手打ち、球を曲げる練習など、
プロのルーティンを取り入れることで、練習の質そのものが変わってきます。
自己流で練習し続けると、才能を殺してしまうこともあるので、
不安な方はKenyuGolfレッスンも選択肢に入れてみてください😄
「正しい練習」は裏切らないですよ。
コツコツ積み重ねた努力は、必ずベストスコアという形で返ってきますからね。
あなたにとって最高の一打が出る日を願ってます!