
グリップってどうやって握ればいいの?



今回は、ボールを強くヒットできるグリップについて、細かく解説していきますね!
正しくグリップをする「目的」
「グリップはクラブと体の唯一の接点」と言われ、ゴルフにおいて確かに極めて重要な要素です。
はい。でもプロテスト受けるならともかく、
100切りとか90切りするのに、そんなに細かく考えなくて大丈夫です。
何のための「正しいグリップ」か?
ということが分かれば、グリップはどんどん良くなってきます。
例えば、正しいグリップをしてるであろうにも関わらずスライスやフックが止まらない。
これは「正しくグリップする」こと自体が目的になってるんですね。
そうなると、いくら正しいグリップを教えてもらっても、応急処置的にしかなりません。
目的が間違っているので、結果は変わらないのは当然ですね。
正しいグリップを教えてもらっても、「ボールを優しく下から上に打つ」みたいなイメージがあると、
正しいグリップがしっくりこないので、またすくい打ちしやすいグリップに自然と戻ってしまいます。
正しくグリップする目的は「ボールを強く叩けること」
グリップにはいろいろ種類はありますが、「強く叩けるぞ」という感覚があればどんなグリップでも構わないんです。
というか、ボールを強く叩くことを優先すれば、自然とグリップは良くなっていくんですね。
なので強く叩くということをまずは優先してくださいね。
まずは「正しくグリップする」目的を変えていきましょう。


その前提があった上で、この記事では、もっと簡単に叩けるようになるための「ゴルフグリップの握り方」について、
基本から実践的なポイントまで解説していきます。
知ってていいグリップの種類
まずは代表的な3つのグリップの種類をお伝えします。
どのグリップも「ボールを強くヒットするためのグリップ」です。
オーバーラッピンググリップ
右手小指を左手人差し指と中指の間に重ねて握るスタイルで、両手の一体感がありながらも、右手の感覚を活かしやすいのが特徴です。


インターロッキンググリップ
左手の人差し指と右手の小指を絡めて握ります。
両手の一体感がさらに強く、方向性が安定しやすいため、手の小さい方や女性にもおすすめです。
中級者以上の方は迷ったらこのグリップ一択です。


テンフィンガーグリップ(ベースボールグリップ)
10本の指で握るスタイル。力の弱い方や初心者に向いており、手首の自由度が高いのが特徴です。
初心者の方にはこのグリップを強くオススメします。
右手と左手がしっかり入れ替わる感覚がつきやすいグリップです。
なぜかこのグリップはあまり推奨されませんが、結構オススメです。


自分に合ったグリップを探すには、まず実際にいろいろ試してみよう!
グリップ前の準備が超重要
正しいグリップは「握る前の準備」が9割といっても過言ではありません。
クラブフェースの向きをチェック
クラブを握る前に、フェースがターゲットラインに対してだいたい直角になるように構えましょう。
ここが大きくズレていると、正しいグリップをしていても叩けるイメージが出てきません。


肩と姿勢を整える
グリップを意識しすぎて肩に力が入ってしまうと、腕が短くなってスイングが不自然になります。
自然に腕を下ろした状態で左手を握ることで、無駄な力みが抜け、ボールを叩く準備ができるようになります。




標準のグリップ手順
左手からスタート
クラブを右手で支えながら、左手の中指と薬指でグリップの斜め上から包むように握ります。
上から見て、こぶしの骨が2つ見える位置が目安です。
親指はグリップの真上よりやや右側でOK。


左手1本でクラブを支えたときに、左手の小指球と人差し指で引っ掛けるように持ちます。
左手の小指球でグリップを上から押さえることでクラブとバランスがとれるイメージです。
テコのような力がかかっていることを確認しましょう!


次に右手をセット
インターロックやオーバーラッピングなど、あなたに合った右手の小指の位置を選びましょう。
そっと横から添えてあげるイメージです。


右手の中指・薬指は浅く握るのがポイント。
ギュッっと深く握ると手首が固まり、クラブの走りが悪くなります。


人差し指は引き金を引くような形で、親指は軽く添える程度。
これで両手が一体化したナチュラルなグリップが完成です。
グリップの力加減と一体感
隙間を作らない
右手を添えた時、左手親指と右手親指付け根のふっくら部分を密着させましょう。
横から添えた右手に締りが生まれ、叩けるようになります。




このときの注意点(※重要)
右手を左手に添えるとき、手のひらで添えてしまい短いグリップになってしまうアマチュアがほとんどです。
こうなってしまうと、ボールを強くヒットできないうえに、ヘッドが暴れます。、
ただでさえ開きやすいヘッドがさらに開く方向にエネルギーがかかってしまいやすくなります。
下の写真のように、スプリット気味で握る方が、ヘッドを旋回しやすく、強くヒットできるグリップです。
ここは違和感が生じるところではありますが、小さなスイングから始めていきましょう!


グリップイメージ写真




ボールを強くヒットできるグリップを目指そう
目的は正しいグリップを覚えるではありません。
ボールを叩くこと、強くヒットすることが目的です。
そのための「基準のグリップ」です。
しっかり力めるグリップを探してください。
ボールを叩けている人が「脱力」でも打てるんです。
叩けてないのに「脱力」なんかしたら、ただの「ゆるゆるの弱っちいスイング」になりますので。
まず叩けてから!
一度わかれば一生叩けますからね!


クラブを引くでも押すでもどっちの感覚があってもいいけど、まず叩けてる前提です
グリップを長く持つとクラブが暴れる
「短く握ると飛ばないんじゃ?」と思われがちですが、むしろヘッドが暴れなくなり安定してヒットできるようになります。
長く持ちたいなら、まず短く持って叩けるようになってからの方が圧倒的に近道です。
そもそも僕たちアマチュアの、基準のグリップが長すぎるということもあります。


短いグリップは一度真剣に試してみる価値はありますよ。


グリップそのものも重要


みなさん、グリップ交換したことありますか?
練習量の多い人なんかは、1年に1回くらい交換した方が良いですよ。
グリップはゴルフにおいてめちゃめちゃ重要です。
グリップが滑るなんてスイングどころではありません。
グリップの種類にもよりますが、少し光ってきたり、テカリがでてきたり、指がクッと引っかからなかったりすれば、恐らく交換したほうが良いです。
グリップを長持ちさせるために、細目に食器用洗剤で洗うとなおいいですよ。
グリップについてるのは「油汚れ」ですから食器用洗剤がベターなんです😀
グローブ(手袋)
手袋には、グリップがすべらなくするという効果があります。
手袋を選ぶポイントとして一番大事なことは、「大きすぎないこと」。
スポッと入ってしまうような手袋では効果が得られません。


5本の指がきちんと隙間なく入り、逆に、少し小さいかな、と思うくらいのものを選んでください。
すき間があると、せっかくグリップをしっかり握るために使う手袋の意味がなくなってしまいます。
プロの選手なんか、毎回グローブを脱ぐ際に、歯で噛んで脱ぐぐらいキツキツのグローブを使ってるんです。
あと、女性や握力の弱い方などは両手の手袋もオススメなので試してみる価値はありますよ。


パターのグリップも再チェックしよう
ショットと違って、パターのグリップは自由度が高く、「これが正解!」というものがありません。
以下のようなスタイルがあります:
- 逆オーバーラッピンググリップ(最もポピュラー)
→左手人差し指を右手小指に乗せて握る - クロスハンドグリップ
→左手が下で右手が上 - クローグリップ
→右手がいうことを聞かない人向け


共通のポイントは「手首を使わずに、振り子のようにストロークすること」。
手首や腕ではなく、肩や背中でストロークするという感覚を育ててください。
手首や腕で力加減を調整していると、一生タッチは合ってきません。
肩や背中でストロークするため、後方から見た時に、両腕とパターシャフトが一直線になるように握る意識の方が簡単になってきますのでその意識で練習していきましょう。


パターのグリップの詳しい記事はこちら👇
最後に
グリップはいつでもどこでも練習できる数少ないスキルです。
テレビを見ながらクラブを握るだけでも感覚が養われていきます。
上級者やプロでも「最近なんか当たり悪いな…」というときは、まずグリップを見直す人も多いです。
グリップがあまりにも個性的だと、間違った方向へ進みやすいのでぜひ今一度、自分のグリップをチェックしてみてください。
きっと、新しい発見があるはずです。
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よっしゃー!!